暗さに敏感な日本と、明るさに敏感な北欧との違い

最近思うのが、もはや灯りに対する入りが日本と北欧では逆なのでは?と。

照明を買われに来られるお客さんや、質問を受ける中で良く耳にするのが

・60Wだと明るさが心配だから100Wで使えないか?
・部屋の広さが○○畳で、このW数だと暗くないか?
・LEDに変えたら暗くなったんです。
・電球色だと暗く感じないか?

などなど。。。

つまり、明るい空間をベースに灯りをイメージされていて、そのイメージより暗くなることを気にされているのです。

もしくは、無意識的に明るいことが良いと刷り込まれていて、深く考えられていない状態で、暗くならないようにしたいと思われているのかもしれません。

「暗い=悪い」という、暗いことに対して、不安、寂しさ、危険、貧しさなどのネガティブなイメージをもたれているのかもしれません。明るさに慣れきってしまっているため、暗さという点に関して日本人はすごい敏感だと感じます。

IMG_9962

一方、北欧では、
日照時間が短いため、日中の日差しを心から楽しんでいると同時に、太陽の軌道や目の色の関係から、明るさやまぶしさにはとても敏感です。

そのため、夜に日中の明るさは求めず、街中や駅、レストランや家の窓から漏れる灯りは、暖かみのあるほのかな明るさ。もちろん白い光は皆無。

夜にはただ暗いから照らすというだけでなく、灯りの役割をちゃんと理解していて、夜を心地よくするためにあります。

まず夜という暗さがベースにあって、そこに必要な場所に適切な明るさの灯りがあるのです。
そう。暗い空間に灯りを足していくように。

DSC02487のコピー

何も暗くした方が良いと言っているわけではありません。

ただ、北欧の方が灯りの本質を理解して、効果的に上手に使えていることはまぎれも無い事実なのです。

考え方として、どうしても明るいことをベースにしてしまうと、照明1つで明るさを取ろうとしたり、無駄にダウンライトをつけられたりしてしまう。

明るいからOKでなく、そもそも灯りは何のためにあるのか。夜の暗さがあり、そこに灯りとしての役割があって、その魅力が引き立つ。

そのように考えると、灯りがただ明るくするための道具や、見栄えだけのインテリアとしてではなく大事な部分が見えてくるはずです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA