IPCの授業は多種多様でたくさんあるのですが、その中で自分が取っていたArt&Craftについて紹介します。
デザイン系のクラスには他にPhotoEditingや、Movie Making、Architectureなどがあります。自分がいたタームでは取りたかったArchitectureのクラスがありませんでした。うん、残念。
なので、迷わずArt&Craftを選択しました。
概要
他のクラスについても言えることなのですが、特に何かを教えてもらうための受け身の授業ではありません。日本のスタンスとは違いますね。
Art&Craftに関して言えば、自分がやりたいと思うことに取り組んで、最終的に作品を作っていきます。本当に自由です。風景やポートレートをスケッチしたりペイントしたりする人、クレイを使って陶芸をする人、自分で材料を買ってきて作品を作る人等々。
その過程でわからない事があれば先生が助けてくれます。この点で言えば、自分はデザインプロジェクトの進め方についてかなり助けられました。
なお作った作品は、最終的に学校に展示します。
自分は何に取り組んだかというと、クレイを使ってコーヒードリッパーを作成することにしました。(ペーパーフィルターでコーヒーをドリップするためのカップのようなもの)
自分がどう取り組んだのか、以下に勝手に書きます笑
デザインプロセス
まずはデザインをスケッチしようと紙と向かいあっていたのですが、全然思い浮かばないで悩んでいました。
すると先生から、形だけでなく機能性を考えるのも(より使いやすく、問題を解決したり)デザインだと。デザインのBasicなことすら抜け落ちていました。
そこで、自分はコーヒーをドリップした後ドリッパーを移動させる際に、ドリッパーの穴からぽたぽたコーヒーが落ちてしまうのが嫌だなぁと思い、それを解決させようと。
あまり複雑な構造は現実的でないと思い、ドリッパーを上下2つのパーツに分け、2つのパーツの穴の位置を調整する事によって解決しようと考えていました。(穴を塞いだり出来る構造)
ただ、その後もスケッチの手が進まず…先生に外出てスケッチしに行こうと言われ、気分転換に木や花をスケッチして観察していました。
自然から生まれる物の形状が神秘的かつ合理的。特に中の実を守るために花びらが何層にも折り重なっていたり、つぼみの形状が美しいなと。そんな風に思っているうちに、ぼんやりと作りたい物のイメージが浮かんできました。
スケッチして実際にクレイで簡易的に試してみてを繰り返しました。けどしっくりこないという段階。
ここでカットアンドトライの繰り返しです。ごちゃごちゃさせずシンプルに、けど表現したい物のイメージを失わないようにさせることで徐々に近づいて行きました。そしてもちろんコーヒードリッパーである事も忘れず。
ようやく自分で納得できるデザインが決定しました!!(続く)