《STEP2|①明るさ》”明るい” or “暗い”と感じる原因は?人の明るさの感じ方を知る

STEP2では「光のことを知る」というテーマでお伝えしていきますが、

その第一弾として、今回は”①明るさ”についてです。

照明を考える中で、一番気にされることが多いのが “明るさ” かと思います。

「暗くなったらどうしよう」

「明るさは十分とれるのだろうか」

光は目に見えない上に、明るさの感じ方は人それぞれ。
自分がどのくらいを明るく、どのくらいを暗く感じるのかもよくわからない。。。

ですので、とても心配されるのも無理もないと思います。

しかし、人にはこういう場合は明るく、または暗く感じやすいという感じ方の特徴があります。

これは照明を考える上でも、一つの基準となりますのでご紹介いたします。


まず、人間の目は、壁面の方が視界に入ってくる面積が広いため、床・天井よりも”壁”の明るさに影響を受けます。

実際イメージで見た方がわかりやすいかと思います。

まず床を中心に照らした場合のイメージです。

次に壁を中心に照らした場合のイメージです。

壁面を中心に照らしている方が、視界に入る明るい範囲が広くなるため、明るく感じるかと思います。

つまり、いくら明るい電球を使おうが、壁面が暗ければ暗く感じますし、

逆に、最小限の明るさでも、壁面を上手く照らしてあげれば明るく感じます。
壁面からの程よい光(間接光)でふわっと光が広がるため、やわらかい光で居心地もよく、目にもやさしいです!!

スタンド照明などを部屋の角に置くのも、光を壁面に効率的に回して、上手く明るさを取るためなのです!

とても単純なことですが、このことを知っているだけで「ここに照明が欲しいなぁ」など、暗く感じた時の対応方法がわかったりします。

 

ちなみに、照明に関しては大は小を兼ねません。

とりあえず明るくしておこうと、むやみに明るい照明・電球を使用すると、
光源のまぶしさや、テーブルに反射した際のまぶしさ、空間全体が明るくなり過ぎて陰影のないのっぺりとした空間になってしまいます。

ご注意を!!

今回のブログを参考にして、各々が満足してかつ心地よい照明空間を作っていただけたらと思います。

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