ワーホリの選択国としてはメジャーではないデンマーク。その理由の一つとして、英語がネイティブでないこともあると思います。
私もデンマークに行くまでは、全くデンマーク語が話せない上、英語もまだ覚束ない中でやっていけるかどうか、、、とても不安でした。
今回は、デンマークの英語力って実際どうなの?英語での生活でも問題ないの?メリット・デメリットは?という観点で書きたいと思います。
デンマークの英語力について
まずは英語力を示す面白いデータがあるので紹介します!
EF English Proficiency Index(英語能力指数)
EF EPI英語能力指数は、世界最大の成人の英語能力ランキングです。毎年発行されるこの指数は、国際的な成人の英語能力を比較するための重要な指標となっています。(EF EPIのHPより引用)
2015年は非英語圏、世界70ヶ国、約91万人のデータを元に作られています。
2015 World Rankings(抜粋)
01 スウェーデン
02 オランダ
03 デンマーク
04 ノルウェー
05 フィンランド
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27 韓国
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30 日本
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47 中国
デンマークは世界3位、前年2014年は世界1位でした。そして驚くべきことに、上位5位の中に北欧全ての国がランクインしています。
日本は30位。まぁ妥当な順位かなと個人的には思います。ただ過去5年間の英語能力を示すスコアはほぼ横ばい、つまりここ5年間で日本人の英語能力は伸びてないとのことです。
中国の47位は意外でした。私が一年間海外で暮らしいていた間、たくさんの中国の方に出会いました。特に若い世代で海外に出て来ている中国の方々は、本当に流暢に英語を話します。
おそらく総人口に対してはそこまでと言った結果なのでしょう。ただ10年後には、、、
デンマークの暮らしの中での英語について
では、上記ランキングは世界3位と言えど、英語を使ってデンマークで生活するって実際どうなの?といったところですが、
私の個人的な感想は、英語のみの生活でもほとんど困りません。全く自慢できることではないですが、実際に私はデンマーク語はほぼ皆無で一年間過ごしました。話せません笑
元々英語が通じる国とは知っていましたが、想像以上でした。おじいちゃんおばあちゃんでも簡単な会話だったら話せる方が結構いました。
お店とかは基本的にはデンマーク語で話しかけられるのですが、こちらが英語で話すと、何の躊躇も無く英語に切り替えてくれます。ためらいがない。そしてとても流暢です。
私の思う所は、デンマークの人口が少ないこと(デンマーク語を話す人が少ない)と、他の国々への行き来しやすいヨーロッパという環境が影響していると感じました。
街を歩いていても普通に英語が聞こえてくるし、生活の中に英語とデンマーク語がミックスしている感じがナチュラルです。英語とデンマーク語の垣根が低い感覚なのです。デンマークでは、多くの人々とコミュニケーションを取ろう、という意識をベースとして英語が広まっているのではと思います。
日本では、テストのため、仕事のためというのがベースとして強いですかね。
とは言いましても、長くデンマークで生活する予定、つまり仕事をするとかの場合は、確実にデンマーク語が必要になります。デンマーク語が話せない場合、仕事を得ることはコネクションが無い限り相当厳しいと思います。
デンマークワーホリのメリット・デメリット
語学とういう観点からデンマークのワーホリのメリット・デメリットを挙げると、
- メリット
日本人が少ない。
英語の発音が綺麗。
ネイティブでない分、会話がシンプルでコミュニケーションが取りやすい。
デンマーク語は無料で学べる。
- デメリット
英語学習の環境(語学学校等)がネイティブ国と比べて少ない。
情報源がデンマーク語のみの時がある。(google translate 必須)
私個人的には、今の時代ある程度の英語レベルまで到達するのに特にネイティブ国(オーストラリア・カナダ・イギリス等)で学ぶ必要はないと思っています。
デンマーク(その他北欧も)では、現地の人々の生活スタイル、そして世界一幸福な国と言われるベースとなっている福祉・教育システム等、今私たちが学ぶべきことがたくさんあります。
デンマークのワーホリを通して、英語を上達させつつ、貴重な経験や文化を学ぶことも十分可能だと強く思います。ワーホリの選択国として、少しでもデンマークを選ぶことのハードルが下がればと思います!!