第二弾は、コペンハーゲンの少し北に位置するオードロップゴー美術館(Ordrupgaard)。
ここの魅力は何と言っても、異なる3種類の建築を同時に味わえることだと思います!!
上記写真の左が近代的な新館かつエントランス、右が旧館。それとデンマークデザインを語る上で欠かすことのできないフィンユールの自邸が同じ敷地内にあります。
これは公園側から撮った旧館の写真。おしゃれな歴史を感じさせる洋風の建物ですよね。
旧館についての説明は下記を引用します。
もともとは保険会社社長であったハンセン夫妻の邸宅で、ハンセン氏の死後、彼が個人的に収集した作品を夫人が国に寄贈し、一般公開されています。
展示はデンマーク・コレクションとフランス・コレクションに分かれており、デンマーク・コレクションには「デンマークの黄金時代」と呼ばれる時代の作品が多数展示されています。フランス・コレクションにはルノワールやドガといった印象派絵画やドラクロア、マティス、セザンヌ、ゴーギャンなど有名画家たちの作品が並びます。
http://www.visitscandinavia.org/ja/Japan/Denmark/Sjelland/sightseeing/Ordrupgaard/
一方こちらは新館。2005年にイラク出身、世界的に有名なイギリスの建築家 Zaha Hadid(ザハ・ハディド)により設計されたもの。
日本でも少し前に新国立競技場の設計コンペで話題になりましたね。
コンクリート、ガラスと曲線が特徴的な近代的なデザイン。最初で紹介した旧館とのコントラストが。。。珍しいとは思うけど、やっぱり賛否両論あるだろうなー。
もちろんお金もかかるだろうし、曲線形状により生まれるなぞのスペースがあったりもした。何より周囲環境との調和という観点からすると、自分はルイジアナ美術館の方が好みだなぁ。ちなみに曲がった窓ガラスはフィンランドで製作されたそう。
こちらの新館は主にエキシビションに使われております。
こちらは新館内にあるカフェスペースの一角。フィンユールによりデザインされたペリカンチェアが並んでいました。
実際座って休憩しましたが、完璧な座面の高さ・角度、そしてペリカンの翼のような両サイドから包み混まれる安心感、とにかく気持ちよくてしばらく立てませんでした。ずっと座っていたい。
お値段約65万くらい笑
こちらは、Finn Juhl’s House (フィンユール邸)。このために自分はオードロップゴーに訪れたと言っても過言ではありません。
デンマークを代表する建築家、家具デザイナーであるフィンユール自身が自邸を設計。1942年にこの場所に立てられました。そして2008年4月より一般公開されています。
正直、外観を見た瞬間意外と地味だなとも思った笑
ただ中に入ると、、、
そう、北欧のインテリアが好きになること間違いなしです!!この家にある全ての家具はフィンユールによってデザインされたものだそう。
ここでは書ききれないので別途フィンユール邸についてはブログで紹介したいと思います。
オードロップゴー美術館はヤコブセンで有名なベルビュービーチがあるKlampenborg(クランペンボー)駅からバスで行くこととなります。天気が良い日に一緒に見学してはいかかでしょうか?
ちなみにフィンユール邸は土日祝日しか見学できませんのでご注意を。
■オードロップゴー美術館
http://ordrupgaard.dk/en/