夕焼けの後に訪れるブルーモーメント

北欧の人達が、灯りに対する意識が高い大きな要因の一つに光環境があります。

デンマークで生活していて、光環境の変化の大きさを身をもって感じました。
日の長さだけではなく、光の強さ、太陽の軌道、それによるまぶしさ、空の色 etc.

ルームメイトと、気づいたら夜10時なのにまだ明るいよ!と言って興奮していました。
で、またすぐ夜11時なのにまだ明るいよ!となるのです笑

光環境の方から訴えてくるので、自然の光を意識せずにはいられないといった感じ。

そんな印象的な光環境の一つに “ブルーモーメント” と呼ばれるものがあります。

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そう、意味の通り “青の時”。

夕焼けが終わり、太陽が沈んだ後に現れる空の表情。

夜のように真っ黒ではなく、かすかに明るい藍色のグラデーションの空は、言葉ではとても言い表せない程とてつもなく美しい。

上の写真は、夏にフィンランドに訪れた時に撮った1枚。確か夜11~12時くらいだったかと思います。

日本でもわずかな時間見ることが出来るようですが、北欧の場合、特に夏頃は太陽が地平線付近でにいる時間が長いため、その期間が長く続くのです。

自然光によって生まれる心奪われる時間。

感覚的に、家で過ごす時間にとって灯りが大切であることに気づいているのかもしれません。

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